「ITエンジニア転職」専門エージェントが書いた「完全攻略本」
誕生! 実際の年収データまで踏み込んだキャリア戦略から、職務経歴書・
はじめに
なぜ同じスキルのITエンジニアでも、給料に2倍もの差がつくのか?
市場価値は「分布」
市場価値の分布は時間と共に変わり、機会は減る
第1章 「ITエンジニアは転職したほうが給料が増えるバグ」の正体
2万人の年収データから見るITエンジニアの給料
年代別の年収分布
30代後半までに年収1000万円(上位5%)を目指すには?
会社規模とビジネスモデルから見る年収の特徴
転職で年収は増えるのか?
転職による年収変動:転職前の年収別の傾向
転職による年収変動:転職回数・世代別の年収傾向
「ITエンジニアは転職したほうが給料が増えるバグ」の正体
COLUMN:給料はどのように決まるのか
ITエンジニアの転職市場動向
ITエンジニアの雇用に関わるマクロ環境(2010~2025年)
求人トレンド
求人トレンドを業態視点で振り返る
COLUMN:「儲かるプログラミング言語」に踊らされないで
第2章 年収600万円、800万円、1000万円の超え方
年収に影響を与える6つの能力
補足
6つの能力のレベル定義
組織の技術レベルで補正する
ITエンジニアの8つのキャリアパスと年収別能力イメージ
はじまりの開発者(中央)
テックリード(下・中央)
横串組織(右下)
スクラムマスター/プロジェクトマネージャー(右・中央)
エンジニアリングマネージャー(右上)
プロダクトマネージャー(上・中央)
専門家(左下)
他職種との融合(左上)
キャリアパス間を移行する
年収600万円を超えるには
すべての能力を均一に上げるモデルは現実的ではない
年収600万円を超えるには、①〜⑤の能力すべてでレベル2(自立)を超えることが必要
年収800万円を超えるには
年収800万円を超えるには、①〜⑤の能力すべてでレベル3(主力)を超える必要がある
年収800万円の壁1:設計力・実装力特化のスペシャリスト
年収800万円の壁2:設計力・実装力不足のジェネラリスト
どの能力から鍛えていくべきか?
年収1000万円を超えるには
年収1000万円超のITエンジニアに共通すること
年収1000万円超のITエンジニアに「ある程度」共通すること
年収1000万円超のITエンジニアに学ぶ、キャリアアップに有効なアプローチ
年収1000万円、マネジメントで超えるか、スペシャリストで超えるか
年収1200万円を超えるキャリアは「一点物」
どこまでも上がある
COLUMN:新しい職種はどう生まれるか
第3章 業態別のキャリア戦略
受託開発・自社サービス・事業会社・SES・ITコンサルの違い
受託開発企業(SIer含む)のキャリア
自社サービス企業でのキャリア
事業会社のIT部門でのキャリア
SESのキャリア
ITコンサルティング企業でのキャリア
日系と外資系の違い
給与レンジの違い
カルチャーの違い
レイオフへのスタンス
外資ベンダーで働く際の注意点
業態間の移動も当たり前に
企業規模別のキャリア戦略
知名度の高い企業・規模が大きい企業
無名のベンチャー・スタートアップでのキャリア
小規模vs. 大規模----求められる役割と報酬
フリーランスとしてのキャリア
フリーランスのメリット
フリーランスのデメリット
第4章 年代別のキャリア戦略
20代:いろいろな経験を積み、「やり切る」時期
成功体験を重視する
仕事で貢献する感覚を掴む
多様な経験(具体)×俯瞰した意味づけ(抽象)
技術コミュニティで好奇心を育む
同世代の友人を大切にする
漠然とした不安と共生する
20代の転職
30代:役割を広げ、強みを確立する時期
試す時期から、強みを伸ばす時期へ
客観的な強みを知る
間接的な貢献の仕方を身につける
自分のこだわりと会社の期待を両立させる
長期視点で貢献する
30代の転職
40代~:仕事の終わりを意識し、何を残すかを考え始める時期
仕事を引退するときに何を残したいか
今後のキャリアを再考する
模倣から模範へ
40代からの転職
キャリアに対して前向きであり続けるために
第5章 転職するべきか
転職後に訪れるショック期に備える
ハネムーン期
ショック期
回復・適応期
転職前の心構え
転職で後悔しないために考えること
転職で失われるものを自覚しているか
人間関係の悩みはついてくる
自分に「やりきった」と言えるか
待つことの代償は何か
転職したい気持ちを言語化する
転職を意識する瞬間はいつやってくるか?
あなたの違和感を言語化する
ポジティブな衝動が背中を押すケースもある
「ITエンジニアだけ」の問題ではない?
キャリアの軸を決める
ジュニア(成長段階)の場合
ミドル(活躍段階)の場合
シニア(意義追求段階)の場合
「あなたにとって」に向き合う
COLUMN:節目ごとに自分の意思で道を選ぶ
解雇・退職勧奨・レイオフにあった場合
転職活動を始める前に
解雇と退職勧奨の違い
誰にでも起こることと備える
「キャリアショック」を転機にする
COLUMN:挫折の渦中にいるとき
第6章 自分の市場価値を推測する
転職活動の難易度は「現在の市場価値内での立ち位置」で決まる
市場価値を推測するための段階的アプローチ
立ち位置を把握するための具体的な指標
難易度に応じた戦略の選択
分布の中での伸びしろが大きい場合
分布の中央に位置する場合
分布の中での伸びしろが小さい場合
「理想と現実」を見誤ってしまうとき
年収以外の軸
第7章 転職の流れを計画する
転職活動の流れ
一般的な選考フロー
転職経路の選び方
スカウトサービス
求人広告
リファラル採用
転職エージェント
その他の経路
選考を受ける企業数
市場価値の中で伸びしろが大きい場合
市場価値の中で伸びしろが小さい場合
年収が高い層の転職活動は長期化しやすい
選考を受けるタイミングを揃える
退職してから転職するのは最終手段
自分に合った転職エージェントの選び方
エージェントの能力を見極める
自分に合うかを評価する
避けるべきエージェントの特徴
エージェントとの上手な付き合い方
COLUMN:はじめて企業と接点を持ったサービスに縛られる
第8章 職務経歴書を書く
なぜ履歴書が重要なのか
「会いたい」と思わせるため
検索にヒットするため
多様な読み手に理解してもらうため
自身のキャリアを振り返るため
市場価値を把握するため
職務経歴書のテンプレートと記入例
職務経歴書:取り組み事例の記入例
パターン1:アーキテクチャ改善
パターン2:パフォーマンス最適化
パターン3:開発プロセス改善
パターン4:技術的負債解消
パターン5:インフラ最適化
パターン6:データ分析基盤構築
魅力的な職歴を作るためのポイント
能力レベルから逆算する
「状況・行動と判断・成果」の三段構成を使いこなす
WHY/WHY NOTも積極的に書く
会社の判断と、あなたの判断を分け、主体性を示す
数字で伝える
役割が変わるタイミングを書く
未経験の技術や課題との向き合い方を書く
ユーザーの一次情報に触れたエピソードを書く
ポートフォリオ・技術ブログも活用する
嘘や過剰な「盛り」は絶対にNG
選考中も書き直し続ける
職歴を書く際のアンチパターンと改善策
「状況説明」がないまま、やったことリストになっている
他罰的な表現を使っている
言葉が抽象的で裏付けがない
書けることがない、自分の強みがわからないとき
転職理由や希望条件の表現方法
転職理由は前向きな理由を中心に
希望年収をどう表現するか
働き方に関する希望の書き方
第9章 面談・面接に臨む
カジュアル面談の実態
カジュアル面談とは
カジュアル面談での選考を受け入れるかどうか
カジュアル面談に臨む姿勢
企業情報を収集する
情報源の使い分けと読み解き方
当事者のつもりで解釈する
面接対策
各段階で評価されること
面接準備には限界があるが、努力は仕事にも活きる
技術面接で求められるのは知識と判断力
志望理由・共通点を見出す
転職軸を裏付ける
スタンスを張る
批判にならないよう、状況を説明する
不満の掘り下げに備える
コミュニケーションを見直す
逆質問では積極性を見せる
質問と回答をメモする
面談・面接での身なりや態度
面接リハーサルを録画してみる
面接での「お見送り」が続くとき
本当の不採用理由は伝えられない
面接での不採用が続くときは、自分を見つめ直す機会
実際のお見送り理由
次のステップを見極める
理不尽な対応に遭遇したら
すべての職種に共通する想定質問
一問一答で準備しない
1. 転職の軸・志望動機
2. 業務の役割・具体的エピソード
3. あなたの特性・将来像
4. 技術面接のよくある質問(全エンジニア向け)
職種別のよくある質問
バックエンドエンジニア向け質問
フロントエンドエンジニア向け質問
SRE・インフラエンジニア向け質問
データエンジニア向け質問
MLエンジニア向け質問
エンジニアリングマネージャー向け質問
最終面接
個人の価値観と企業のビジョンとの合致度
企業文化との合致度
顧客の理解度
ビジネス理解と戦略的視点
リファレンスチェックに備える
リファレンスチェックの目的
現職の上司・同僚へのリファレンスを求められたら
推薦者の選び方
第10章 交渉する
交渉の基本的な考え方
なぜ交渉が必要か
交渉で大切な3つの原則
他社の選考状況をどう伝えるか
社名は伏せるのが基本
内定が出た企業の社名・条件は開示が有効なときも
志望順位の伝え方
現年収・希望年収の伝え方
理想は「伝えない」か「先送りにする」
現実は「グラデーションで伝える」
具体的な提示例とニュアンスの伝え方
希望年収の根拠を準備する
選考中に現年収や希望年収が変わった場合
内定通知直後がもっとも強く希望を伝えるタイミング
一度提示された条件に、再交渉する
交渉時の注意点
交渉条件の提示は一度に行う
年収診断の落とし穴
条件交渉と入社後の関係
年収以外の条件を理解する
サインアップボーナスとは
ストックオプションとは
RSUとは
金銭以外の重要な条件
COLUMN:給料交渉に関する日本とアメリカの違い
第11章 転職先を決める(もしくは現職に残る)
内定後の意思決定に向けて
内定後の流れを理解する
内定通知から内定承諾までの流れ
オファー面談を有意義な時間に
退職時期の調整
COLUMN:会社は誰が辞めても回る
内定承諾期限の延長を相談する
内定承諾後の心構え
内定取り消しへの備え
最終日まで感謝を忘れず仕事に励むこと
内定先を比較検討する
本当の転職理由を思い出す
目先の条件を超えて考える
変化しやすい要素としにくい要素を見極める
現職と比較する
現職という選択肢を改めて見つめ直す
カウンターオファーが出たらどうするか?
内定先と現職の比較表
最後は「正解を選ぶ」ではなく「選んだ道を正解にする」
市場価値を超えた高揚感
選択と決断の心理
不安とリスクを前向きに捉えるヒント
「捨てる」からこそ見える景色がある
決断が呼び込む意味ある偶然
第12章 転職後の適応と「この先生き残る」ための成功戦略
転職後の最初の一歩
退職時の情報発信前に一呼吸
入社エントリは試用期間が明けてから
新しい環境を理解する
クイックウィンで信頼を築く
カルチャーギャップと向き合う
1on1を利用して期待値を合わせる
外部とのつながりを保つ
評価面談のたびに職務経歴書を更新する
長期的な成長戦略
技術の変化への向き合い方
エゴを捨て、成長の鈍化を受け入れる
AI時代の羅針盤
私たちは歴史的な転換点にいる
地図をアップデートする
AI時代にますます大切なこと
未来をエンジニアリングする
さいごに:自分の道を信じること
あとがき