物質・材料研究のための透過電子顕微鏡

木本浩司/三石和貴/三留正則/原 徹/長井拓郎・著

物質・材料研究のための透過電子顕微鏡

発行
2020/07/29
サイズ
A5
ページ数
400
ISBN
978-4-06-520386-6
本体
5000円(税別)
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内容紹介

TEMを使うすべての方の指南書としてお薦めの1冊!

電子回折法,回折コントラスト法,高分解能観察,STEM,EDSやEELSによる元素分析,ローレンツ電子顕微鏡といった手法はもちろん,装置や試料作製法についても詳細に解説。知りたい情報を得るための有効な活用法がよくわかる。

目次

第1章 概論

1.1 透過電子顕微鏡法の基本要素
1.2 透過電子顕微鏡法でできること
1.3 計測を始める前に確認したいこと
1.4 計測手順
1.5 透過電子顕微鏡の研究開発経緯
1.6 まとめ
付録1.1 用語および略語について

第2章 ハードウエア
2.1 装置の構成と基本事項
2.2 電子銃
2.3 コンデンサーレンズ系
2.4 対物レンズ
2.5 球面収差補正装置
2.6 試料ホルダー
2.7 中間・投影レンズ系など
2.8 検出器
2.9 ソフトウエア・ネットワーク環境
2.10 真空排気系
2.11 装置設置環境および周辺装置
2.12 まとめ
付録2.1 計測・解析時の注意点
付録2.2 電流軸・電圧軸・コマフリー軸
付録2.3 プローブ電流の計測
付録2.4 多極子レンズの構造と働き
付録2.5 主要なパラメータ(メタデータ)

第3章 電子回折法
3.1 電子の散乱
3.2 結晶からの散乱
3.3 回折図形の取得
3.4 回折図形の解析
3.5 収束した電子線による回折図形
3.6 菊池パターン
3.7 まとめ
付録3.1 ブラベーの空間格子
付録3.2 面と方位の指数
付録3.3 逆格子・面間隔
付録3.4 CBEDを用いた試料の厚さ測定

第4章 回折コントラスト像
4.1 回折コントラスト像の概要
4.2 回折強度変化のしくみ
4.3 回折波と透過波の強度のふるまい
4.4 分散面
4.5 吸収の効果
4.6 回折コントラスト像の取得
4.7 まとめ

第5章 高分解能透過電子顕微鏡像観察
5.1 位相コントラスト
5.2 高分解能像シミュレーション
5.3 まとめ
付録5.1 キルヒホッフの積分定理とホイヘンス・フレネルの原理
付録5.2 フラウンホーファー回折とフレネル回折
付録5.3 相互強度と可干渉性の定義
付録5.4 準単色光源から出た光の相互強度
付録5.5 相互強度の伝播と光学伝達関数
付録5.6 部分可干渉な光で透過照明された物体の結像と相互透過係数
付録5.7 ソフトウエアの使い方:実践編1(xHREMの場合
付録5.8 ソフトウエアの使い方:実践編2(Tempasの場合)
付録5.9 高分解能TEM観察の際の注意点

第6章 走査透過電子顕微鏡法
6.1 走査透過電子顕微鏡法とは
6.2 それぞれのSTEM像の観察手法
6.3 空間分解能を決定する因子
6.4 装置と基本操作
6.5 観察例
6.6 まとめ
付録6.1 計測・解析時の注意点
付録6.2 収差係数の表記方法
付録6.3 ADF像を用いた収差の計測方法
付録6.4 ロンチグラムを用いた収差計測の基礎
付録6.5 微分位相コントラストSTEM
付録6.6 4D‐STEM

第7章 エネルギー分散型X線分光法
7.1 電子顕微鏡におけるX線分光分析
7.2 X線の発生
7.3 X線の検出
7.4 スペクトルの解析
7.5 半導体検出器とは異なる原理の検出器
7.6 STEM‐EDS分析の応用
7.7 まとめ
付録7.1 バルク試料のX線定量分析の際の補正項について
付録7.2 測定上の注意点

第8章 電子エネルギー損失分光法
8.1 電子エネルギー損失分光法とは
8.2 TEM‐EELSの原理
8.3 TEM‐EELSのハードウエアとソフトウエア
8.4 弾性散乱電子を中心とした計測法
8.5 元素分析
8.6 化学結合状態の分析
8.7 まとめ
付録8.1 計測・解析時の注意点
付録8.2 モノクロメーター
付録8.3 有益なウエブサイト

第9章 ローレンツ顕微鏡法
9.1 ローレンツ顕微鏡法とは
9.2 ローレンツ顕微鏡法の理論―磁場による電子線の偏向と結像原理
9.3 ハードウエアと磁区観察方法
9.4 強度輸送方程式法による磁化分布解析
9.5 観察例
9.6 ローレンツ顕微鏡法の新たな展開
9.7 まとめ
付録9.1 計測・解析時の注意点

第10章 試料作製
10.1 試料作製の考え方
10.2 各種試料作製法
10.3 まとめ