栄養薬学・薬理学入門 第2版

川添禎浩/古賀信幸・編
シリーズ:
栄養科学シリーズNEXTシリーズ

栄養薬学・薬理学入門 第2版

発行
2020/03/17
サイズ
B5
ページ数
256
ISBN
978-4-06-516634-5
定価
3,080円(税込)
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内容紹介

栄養学に必要な薬の知識を、基本的なことから学べると好評テキストのフルカラー改訂版。輸液部分を補強し、豊富なイラストで理解を深める。臨床栄養学の臨地実習やNSTで活躍する管理栄養士・栄養士に必須の内容!

目次

栄養薬学・薬理学入門 第2版【目次】

総論

1.医薬品の基礎知識

1.1 薬とは

A. 毒と薬

B. 薬の利用の歴史

C. 薬と食べ物

D. 薬膳

E. 生薬と漢方薬

F. 日本における医薬品

1.2 薬の種類:医療用医薬品と要指導医薬品,一般用医薬品

A. 医療用医薬品

B. 要指導医薬品および一般用医薬品

C. 医療用医薬品と一般用医薬品等の比較

1.3 薬の剤形

A. 種類と特徴

B. 薬を飲みやすくする工夫

1.4 薬の服用

A. 薬の用法

B. 薬の血中濃度

C. 内服薬の使用法

D. 薬の用量

2.医薬品の体内動態

2.1 薬の動態

A. 薬の体内運命

B. 薬の関門

2.2 薬の吸収

A. 薬の摂取経路

B. 薬の消化管吸収

C. 薬の吸収過程に影響をおよぼす因子

2.3 薬の体内分布

2.4 薬の代謝

2.5 薬の排泄

3.医薬品の作用と副作用,薬害

3.1 薬を使用する目的

A. 薬の役割

B. 薬による治療

C. 薬による予防

3.2 薬はどうして効くのか

A. 薬と内分泌系,神経系,免疫系の関係

B. 薬はどのようにして作用するのか

3.3 薬の効果に影響をおよぼす要因

A. 薬の用量と効果の関係

B. 薬の効果を左右する要因

C. 食品は薬の効果に影響する

3.4 薬の有害作用

A. 薬の用量と中毒作用・致死作用

B. 副作用(有害反応)

C. 副作用(有害反応)の発現機序

D. 薬の依存性と耐性

3.5 薬害と健康食品による健康被害

4.食品と医薬品に関する相互作用

4.1 食べ物と薬の相互作用:食べ物が薬の効果におよぼす影響

A. 食べ物が薬の体内動態におよぼす影響(薬物動態学的相互作用)

B. 食べ物が薬の作用発現におよぼす影響(薬力学的相互作用)

4.2 薬物相互作用

A. 薬が併用薬の体内動態におよぼす影響(薬物動態学的相互作用)

B. 薬が併用薬の作用発現におよぼす影響(薬力学的相互作用)

4.3 薬と食べ物の相互作用:薬が栄養状態におよぼす影響

A. 薬が食べ物の摂取におよぼす影響

B. 薬が栄養素の消化,吸収,代謝,排泄におよぼす影響

各論

5.栄養を補給する薬

5.1 栄養療法の特徴

5.2 経腸栄養法,末梢静脈栄養法および中心静脈栄養法の利点と欠点

A. 経腸栄養法

B. 末梢静脈栄養法

C. 中心静脈栄養法

5.3 経腸栄養法に用いられる経腸栄養剤の種類と特徴

A. 半消化態栄養剤

B. 消化態栄養剤

C. 成分栄養剤

D. 病態別経腸栄養剤

5.4 静脈栄養法に用いられる輸液剤の種類と特徴

A. 末梢静脈栄養法に用いる輸液剤の種類と特徴

B. 中心静脈栄養法に用いられる輸液剤の種類と特徴

6.代謝,内分泌に作用する薬

6.1 代謝に作用する薬

A. 糖尿病の薬:糖尿病治療薬

B. 脂質異常症の薬:脂質異常症治療薬

C. 痛風の薬:痛風・高尿酸血症治療薬

D. 骨粗鬆症の薬:骨粗鬆症・骨代謝改善薬

6.2 内分泌に作用する薬

A. 甲状腺ホルモンを調節する薬:甲状腺機能異常治療薬

6.3 ビタミンを補う薬:ビタミン剤

A. ビタミン製剤

7.末梢神経系に作用する薬

7.1 自律神経系

7.2 交感神経に作用する薬

7.3 副交感神経に作用する薬

7.4 局所に作用する麻酔薬:局所麻酔薬

8.中枢神経に作用する薬

8.1 精神機能の異常を抑える薬:抗精神病薬

8.2 うつ病を治療する薬:抗うつ薬

8.3 パーキンソン病を治療する薬:パーキンソン病治療薬

8.4 認知症を治療する薬:抗認知症薬

8.5 脳血管障害(脳卒中)を改善する薬:脳血管障害の治療薬

8.6 てんかんの薬:抗てんかん薬

8.7 不安を鎮める薬,睡眠を促す薬:抗不安薬,睡眠薬

8.8 手術で使用される麻酔薬:全身麻酔薬

8.9 痛みを強力に抑える薬:麻薬性鎮痛薬

8.10 痛みを強力に抑える薬:非麻薬性鎮痛薬

9.呼吸器に作用する薬

9.1 咳を鎮める薬:鎮咳薬

9.2 呼吸をしやすくする薬:気管支喘息治療薬

9.3 痰をとる薬:去痰薬

10.消化器に作用する薬

10.1 食欲不振・消化不良に使用される薬,吐き気を抑える薬,胃・十二指腸潰瘍を治す薬:健胃消化薬,制吐薬,消化性潰瘍治療薬

10.2 下痢を止める薬,便通をよくする薬,潰瘍性大腸炎を治す薬:止瀉薬,下剤,潰瘍性大腸炎治療薬

10.3 肝炎,胆石症,膵炎を治す薬:肝炎治療薬,利胆剤・胆石溶解剤,膵炎治療薬

11.心臓,血管,血液など循環器系の疾患の治療薬

11.1 不整脈を治す薬:不整脈治療薬

11.2 心不全を治す薬:心不全治療薬

11.3 狭心症を治す薬:狭心症治療薬

11.4 血圧を下げる薬:高血圧症治療薬

11.5 出血を止める薬:止血薬

11.6 血栓形成を阻止する薬,血栓を溶解する薬:抗血栓薬

11.7 血液成分の産生を促進する薬:造血薬

12.利尿薬・泌尿器に作用する薬

12.1 尿量を増やす薬:利尿薬

12.2 排尿障害を改善する薬:排尿障害治療薬

12.3 前立腺肥大症を治療する薬:前立腺肥大治療薬

12.4 近位尿細管に局在する糖輸送担体に作用する薬

13.免疫,アレルギーおよび炎症に関する薬

13.1 自己免疫疾患や臓器移植時の拒絶反応を抑制する薬:免疫抑制薬

13.2 かゆみを抑える薬,アレルギーを抑える薬:抗ヒスタミン薬,抗アレルギー薬

13.3 炎症に効く薬

13.4 解熱・鎮痛作用を有する薬:解熱鎮痛薬

13.5 リウマチに使われる薬:抗リウマチ薬

14.細菌,ウイルスなどに作用する薬

14.1 細菌に作用する薬:抗菌薬,抗生物質

14.2 ウイルスに作用する薬:抗ウイルス薬

14.3 感染症の予防薬:ワクチン

15.がん治療薬

15.1 がんの形成

15.2 がんに作用する薬:がん治療薬

付録1 医薬品の開発

付録2 新薬とジェネリック医薬品の関係

付録3 医薬品に関する情報収集サイト

参考書

索引