雑草学入門

山口裕文・監 宮浦理恵/松浦賢一/下野嘉子・編著

雑草学入門

発行
2018/09/11
サイズ
A5
ページ数
343
ISBN
978-4-06-512952-4
本体
3600円(税別)
在庫
在庫あり

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内容紹介

防除科学としてはじまった雑草学は、近年、それだけにとどまらず、作物生産学や生活環境における植物保全、環境教育においても重要な役割を果たしている。この新しい雑草学の世界を紹介、解説する。

目次

Prologue 雑草とは何か――氾濫する「雑草」の解釈と雑草学の範疇

Part Ⅰ 雑草の多様性

Chapter1 雑草の種類と分布拡大
1.1 コムギ畑の雑草フロラにみられる種組成の大陸間比較
1.2 農産物に混入する雑草の種子
Chapter 2 雑草フロラの変遷
2.1 稲作農耕伝来後の水田雑草フロラの変遷
2.2 水田畦畔草地の生物多様性
Chapter 3 雑草の種間相互作用
3.1 繁殖干渉と雑草の分布―オナモミ類とイヌノフグリ類を事例として
3.2 外来雑草と外来天敵昆虫の進化的相互作用

Part Ⅱ 雑草のふるまい――群落と生理生態

Chapter 4 雑草群落の撹乱と人為干渉
4.1 撹乱と雑草―津波と原発事故に伴う大規模撹乱のもとで
4.2 雑草群落の遷移に及ぼす撹乱と環境の影響
Chapter 5 雑草の生活史と生活環
5.1 雑草種子の発芽と休眠
5.2 アレロパシーを介した作物と雑草における生活史干渉

Part Ⅲ 近代的雑草防除へ/防除技術の革新的変化

Chapter 6 農業への干渉
6.1 水田の強害草タイヌビエと戦う
6.2 コナギの生活史特性と防除管理
6.3 水田裏作における雑草スズメノテッポウの管理
Chapter 7 耕種的管理:AI除草へ
7.1 除草ロボットの開発
Chapter 8 化学的管理
8.1 除草剤の開発と利用
8.2 化学生態型の進化―雑草の除草剤抵抗性のメカニズム

Part Ⅳ 雑草の文化と活用

Chapter 9 文化資源と生物活用
9.1 雑草の認識および利用・共生と人間活動
9.2 雑草の利用
Chapter 10 雑草学の歴史と広がり
10.1 雑草の語義文化と雑草生物学

Appendix 戦後日本の雑草防除史と関連法規・登録除草剤年表
雑草名索引(学名付き)