ライフサイエンスを志向した有機合成

塩入孝之/柴崎正勝・著

ライフサイエンスを志向した有機合成

発行
1985/07/01
サイズ
A5判
ページ数
272
ISBN
978-4-06-190751-5
本体
4,369円(税別)
在庫
在庫無し

内容紹介

近年の有機合成の進歩には目をみはるものがある。手当り次第に新しい化合物を合成した時代は去り、望みの化合物だけを効率よく作るための新しい方法が強く求められている。本書はこの分野の初心研究者のための手引書。

目次

1 有機合成とは
  1.ライフサイエンスと有機合成
  2.必要なものだけ造るには
  3.合成をデザインする
  4.コンピュータの利用

2 合成反応を容易にする
  1.相関移動触媒
  2.クラウン化合物
  3.Wilkinson錯体触媒
  4.超音波の利用
  5.固相担体の利用
  6.酵素、微生物の利用
  7.光化学反応
  8.電解合成
  9.ラジカル反応の利用

3 元素の特性を活用する
  1.極性転換(Umpolung)
  2.酸、塩基の硬さ、軟かさ
  3.ヘテロ重原子(ケイ素、リン、硫黄)の活用
  4.危険な反応の安全化
  5.典型金属(ホウ素、アルミニウム、チタン)の活用
  6.遷移金属(ニッケル、パラジウム、銅)の活用
  7.複素環化合物の機能

4 分子骨格を構築する
  1.環を形成する
  2.分子間環化付加反応
  3.分子内環化付加反応
  4.環の拡大と縮小
  5.鎖状化合物の組み立て
  6.シグマトロピー転位
  7.ペプチド、蛋白質の合成

5 薬を合成する
  1.ビタミンEの合成
  2.抗血栓薬プロスタサイクリンの合成
  3.広範囲抗生物質チエナマイシンの合成
  4.モノバクタムの合成
  5.抗癌性抗生物質アントラサイクリンの合成
  6.鎮痛薬モルヒネ、鎮咳薬コデインの合成