釘抜き、サスペンション、道路のカーブ設計、ロケットの燃料ガス、......身近な例で、楽しくわかる。
 
 テキスト:質量m(g)の 物質が  速度v(m/s)で移動
 現実:  1.5トンの   クルマが 時速80キロで走る
 「テキスト」を「現実」に結びつける自習書
 
 力学の「感覚」が身につく
 筆者は、大学の工学系学科で1年生が履修する力学の授業を担当している。かなりの学生が、その後の学生生活において物を扱い、作ることに関わること、そのような授業を受けることへの期待感をもっているように感じている。本書では、具体的によく知られている現象や装置を題材に多く取り入れた。読者は現実にどのように力学の法則を適用すればよいかという感覚を養うことができる。多くの読者が本書を活用されることで、力学の諸法則を理解しさまざまな問題に対して適用できるようになることを心より希望する。――<本書「はじめに」より>
第0章 単位系と有効数字
 第1章 位置・速度・加速度
 第2章 運動方程式
 第3章 抵抗力を受ける物体の運動
 第4章 振動運動
 第5章 仕事とエネルギー
 第6章 回転運動と角運動量
 第7章 万有引力と惑星の運動
 第8章 相対運動
 第9章 質点系の運動
 第10章 剛体の運動