食育・食生活論 社会・環境と健康

山本茂/奥田豊子/助E口郁枝・編
シリーズ:
栄養科学シリーズNEXTシリーズ

食育・食生活論 社会・環境と健康

発行
2011/11/10
サイズ
B5判
ページ数
164
ISBN
978-4-06-155368-2
本体
2,400円(税別)
在庫
在庫あり

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2,400円(税別)

内容紹介

食文化と食育を学ぶテキスト.世界と日本の食生活史をはじめ,食育への取り組みと今後の課題などを探る.

 本書は,食と栄養の入門書として親しんでいただけることを願い,2000 年9月に「食生活論」として刊行されました.その後10 年の月日が経ち,近年では,国民の食生活をめぐる環境が大きく変化し,栄養の偏り,不規則な食事,肥満や生活習慣病の増加,食の海外への依存,伝統的な食文化の危機,食の安全など,さまざまな問題が生じています.そのような状況のなか,子どもたちをはじめ,すべての国民が心身の健康を確保し,生涯にわたって生き生きと暮らすことができるようになるためには,何よりも「食」が重要であると考えられます.そこで,国民が健全な心身を培い,豊かな人間性をはぐくむため,「食育」に関する施策を総合的かつ計画的に推進することなどを目的とした「食育基本法」が2005 年7月15 日に施行されました.
 本書は,次代を担う青年層(大学生)が,「食育」について学ぶ必要があると考えられることから,2011 年に策定された第2次食育推進基本計画の内容を取り入れ,食の問題を解決する「食育」をキーワードとして改訂いたしました.
 栄養士・管理栄養士養成課程,フードスペシャリスト養成課程,看護・養護・理学療法などコメディカルの分野,さらに教育系,教養の授業など,より広い対象者を視野に入れ,学生が考えるきっかけになるような興味深い,最近のトピックスを取り上げて根拠のある最新のデータを採用しました.また,図表は大学1年生に理解できるようなわかりやすいものであることなど,各執筆者の協力を得て出版に至りました.本書を通じて,学生自身が食生活に興味をもち,食生活と健康を考えるよい機会となることを願っています.(まえがきより)

【シリーズ総編集】中坊幸弘/山本茂
【シリーズ編集委員】海老原清/加藤秀夫/河田光博/木戸康博/小松龍史/武田英二/辻英明
【執筆者一覧】秋坂真史/泉谷和子/奥田豊子/梶原苗美/金田雅代/清瀬千佳子/河野昭子/小松啓子/篠原久枝/助E口郁枝/早川史子/春木敏/丸井英二/村井陽子/山口英昌/山本茂/由田克士

目次

1. 食生活の概念
 1.1 食行動の違いを見る
 1.2 食生活の機能と構造
2. 食生活と健康を考える
 2.1 子どもの朝食時の食欲に見る食生活
 2.2 ボディイメージの変遷とダイエット志向
 2.3 食生活と生活習慣病
3. 世界の食生活史
 3.1 ヒトは何をどのように食べてきたか
 3.2 おいしさのなかに見る食文化
 3.3 文化を反映する食習慣
4. 日本の食生活史
 4.1 わが国の日常食の始まり
 4.2 わが国の日常食の一般化
 4.3 わが国の新たな日常食の確立と定着
5. 食生活と安全
 5.1 食の安全と食環境
 5.2 食料供給体制と汚染
 5.3 食生活と安全情報―情報としての食品表示
 5.4 食料供給と不祥事件―食品偽装・表示偽装
6. 21 世紀における健全な食生活の展望
 6.1 学校給食の過去・現在・未来
 6.2 沖縄に学ぶ「健康長寿」の食生活・ライフスタイル
 6.3 栄養の二重苦―開発途上国と先進国
7. 食育の推進
 7.1 躍進する健康栄養教育
 7.2 小学校における食育
 7.3 大学生への味覚教育
 7.4 バランスガイドを用いた成人への食育