基礎生物学

岸本妙子/木戸康博・編
シリーズ:
栄養科学シリーズNEXTシリーズ

基礎生物学

発行
2011/02/10
サイズ
B5判
ページ数
141
ISBN
978-4-06-155345-3
本体
2,200円(税別)
在庫
在庫あり

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内容紹介

【栄養・健康・生活科学のための教科書.細胞についての理解を深め,環境・生態系までの基礎をかためることで,高校の生物から解剖生理学,基礎栄養学,生化学へつなぐ!】

 本書は,管理栄養士・栄養士など,将来,食や栄養分野に携わる学生を対象に,生物学の基礎知識を提供して,大学での専門科目の修得への橋渡しとなることを目指しています.
 化学や物理学を土台として,近年の生命科学の進展により,複雑多岐にわたる生命現象を説明することが可能になってきました.本書は,「序章:生物とはなにか」として,生命体の基本特性や生命の起源に関する章に,類書と比べるとより多くのページ数を割いていることを特徴としています.生物がどのように機能し,進化し,エネルギーを獲得し,相互にその環境と作用し合って現在の地球上に存在するようになったかを理解することで,動物界に属するヒトの位置付け,さらにはヒトにとっての食や栄養の役割を理解できるようになると考えます.
 ヒトは,地球生態系の中で消費者として位置づけられ,その食物の大部分を生産者である緑色植物に頼っています.植物と動物とはそれぞれはっきりした特徴をもって独特の行動をとっていますが,極めて多様に見える生物界の中で,それぞれの生物は,細胞のはたらきや生殖,遺伝様式やDNA構造,同化と異化といった生命現象において驚くほど共通のしくみを有しています.
本書では,最近の生物学の膨大な知識に溺れることなく,できるだけ図表を多く取り入れてストーリー性を持たせて記述することで,生物の多様性や生命現象のしくみへの理解に欠かせない骨子の部分を系統的にまとめて,ヒトも含めた生物の共通性に関心と興味を持ってもらうことを狙いとしています.本書で生物学を学んだうえで,多岐にわたる専門科目において研さんを積み,科学的真実に基づいて生命現象を捉えることのできる栄養学の専門家として活躍されることを期待しています.(まえがきより)

【シリーズ総編集】中坊幸弘/山本茂 
【基礎科目担当委員】木戸康博/高橋吉孝/辻英明 
【執筆者一覧】岸本妙子/木戸康博/熊井まどか/佐藤雅彦

目次

1.序論:生物とはなにか
 1.1 生物の分類と細胞説
 1.2 生命の起源と生物の進化
2.細胞:生命の基本単位
 2.1 細胞と細胞小器官の種類とその機能
 2.2 細胞膜の構造と機能
 2.3 細胞を構成している物質
3.生殖様式と生殖細胞の形成
 3.1 生殖方法と細胞の分裂
 3.2 生殖細胞の形成と受精
4.遺伝と変異
 4.1 メンデルの遺伝の法則
 4.2 遺伝子の本体とDNA
 4.3 環境変異と突然変異
5.ヒトの内部環境と恒常性
 5.1 ヒトの身体構造と恒常性の維持
 5.2 刺激受容と応答
6.異化と同化
 6.1 異化
 6.2 同化
7.生物と環境
 7.1 生物群集と生態系
 7.2 生物相互間の関係
 7.3 生態系における物質循環
参考書
索 引