海洋保全生態学

白山義久・ほか編

海洋保全生態学

発行
2012/07/10
サイズ
A5判
ページ数
287
ISBN
978-4-06-155231-9
本体
4,800円(税別)
在庫
在庫なし

内容紹介

海洋保全生態学の新しい解説書。水産や海洋環境、海洋生物の生態から、法律・行政まで、自然科学・社会科学のあらゆる知見を総動員して、海洋・沿岸の保全を考える。各分野の最新知見や最前線での取り組み、事例を結集。

目次

1章 なぜ海洋保全生態学か

1.1 知床世界自然遺産周辺海域の生態系保全と持続的漁業
実例 サケ属類による陸域生態系への物質輸送


2章 海の生態学

2.1 恵みを生み出す海洋生態系
実例1 アムール川が恵む親潮域の生産性
実例2 放射性核種による環境汚染と海棲哺乳類との関係
実例3 有機スズ化合物による海洋汚染の現状と今後の課題

2.2 海洋生物の多様性
実例1 藻場
実例2 干潟
実例3 深海生物
実例4 微生物の多様性
実例5 サンゴ礁生態系保全とサンゴの移植

2.3 海洋生態系の生態系サービス-閉鎖性水域の保全
実例1 魚付き林
実例2 養殖の生態的負荷


3章 海洋管理および漁業管理の法制度

3.1 国連海洋法条約

3.2 生物多様性条約
実例1 バラスト水管理条約と外来生物
実例2 CCAMLRと生態系アプローチ

3.3 統合的海洋管理

3.4 日本の自然公園における海洋環境保全政策
実例1 自然公園とエコツーリズム
実例2 地域おこしを通じた沿岸保全

3.5 日本の漁業制度


4章 漁業管理の理論

4.1 水産資源の管理:自然科学の視点から
実例1 京都ズワイガニ漁業における順応的な保護区の設置
実例2 ハタハタの禁漁
実例3 伊勢・三河湾のイカナゴ漁にみる順応的禁漁区

4.2 漁業管理:社会科学の視点から
実例 駿河湾サクラエビ漁業のプール制


5章 国際的な管理の動向と課題

5.1 公海漁業
実例1 水産資源管理に向けた消費者選択
実例2 ワシントン条約と水産

5.2 海洋保護区
実例 ラムサール条約と漁業

5.3 捕鯨-鯨類資源の持続的利用を巡る国際情勢
実例 IWC交渉と日本の調査捕鯨