改訂 生態学からみた野生生物の保護と法律生物多様性保全のために

(財)日本自然保護協会・編集

改訂 生態学からみた野生生物の保護と法律生物多様性保全のために

発行
2010/11/10
サイズ
A5判
ページ数
278
ISBN
978-4-06-155228-9
本体
3,800円(税別)
在庫
在庫無し

内容紹介

 法律の最新事情をふまえ、生物多様性の保全という観点を軸にリニューアル。
 生物多様性条約に関する日本の現状はもちろん、改正後の鳥獣保護法や、特定外来生物法などにも完全対応。現在の日本における野生生物保護の取り組みとそれに関わる法律をわかりやすく解説。さらには野生生物の商業利用など、未解決の問題点や提言にまで踏み込む。
 野生生物保護の現場を紹介する事例集も充実、現在の法律の問題点まで手に取るようにわかる。

目次

1章 生物多様性からみた野生生物の保護と法律
1.1 生物多様性の現状
1.2 野生生物の法的な位置づけ
1.3 生物多様性に関する国際条約とそのとりくみ
1.4 生物多様性・野生生物にかかわる法制度の現状と課題
2章 絶滅のおそれのある種の保護
2.1 保全生態学からみた保護の考え方
2.2 絶滅危惧種の保全のための法制度
2.3 種の保存法の概要と課題
2.4 種の保存法改正の提言
 <事 例> 
 ●久住高原の草地の希少種と保全管理(野焼き)
 ●アホウドリの再導入・移住計画
 ●ツシマヤマネコの交通事故・ウイルス
 ●シマフクロウ(減少から歯止めへ―地道な生息環境保護の成果)
3章 外来種問題
3.1 保全生態学からみた外来種問題の考え方
3.2 外来種問題への対応の現状と認識
3.3 特定外来生物法の制定と課題
3.4 外来種の根絶・抑制のための対策の実施にあたって
 <事 例> 
 ●飼い猫条例
 ●アメリカザリガニとウシガエル(里地里山の侵略的外来種)
 ●アライグマの対策と被害
 ●グリーンアノールと希少昆虫
 ●「特定外来魚」ブラックバス・ブルーギルの駆除
 ●緑化用外来牧草
4章 野生生物の保護管理と狩猟
4.1 野生生物の保護管理と狩猟の現状と課題
4.2 特定鳥獣保護管理計画の現状と課題
4.3 被害防除のとりくみ
4.4 野生生物保護管理を担う人材の養成
 <事 例> 
 ●渡り鳥の保護(渡り鳥の生息地ネットワーク)
 ●森林整備と連携したニホンジカ保護管理,丹沢山地の試み
 ●カワウの被害と対策
 ●イノシシの被害防除と資源的活用
 ●オオルリの輸入と販売,そして密猟
5章 海生哺乳類の保護
5.1 海生哺乳類の現状と問題点
5.2 海生哺乳類にかかわる制度
5.3 現行法制度の問題点
5.4 新たな制度設計の提案
 <事 例> 
 ●トドの駆除
 ●ゼニガタアザラシの保護
 ●ホエールウオッチング
 ●日本沿岸のイルカの保護と管理
 ●ボン条約(移動性の野生動物種の保護に関する条約)
 ●日本のジュゴン保護のとりくみ
6章 野生生物の商業利用と種の絶滅
6.1 保全生態学からみた商業利用による種の絶滅の歴史・現状・課題
6.2 野生生物の商業利用を制御するための法制度とその課題
6.3 野生生物の商業利用を制御するための法制度に関する提言
 <事 例> 
 ●ユウタン(熊胆)の取引
 ●大西洋クロマグロとワシントン条約
 ●熱帯林に関する商業利用と種の絶滅
 ●オランウータン(密輸事件)
 ●マルミミゾウ(象牙の取引)