なっとくするディジタル電子回路

藤井信生・著
シリーズ:
なっとくシリーズ

なっとくするディジタル電子回路

発行
1997/09/20
サイズ
A5判
ページ数
198
ISBN
978-4-06-154511-3
定価
2,970円(税込)
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在庫あり

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内容紹介

誰もがなっとく。ディジタル電子回路への最短コース。現代工学を学ぶ人、必読の入門書!!
1と0の気持ちがわかる
ディジタル機器には必ずディジタル電子回路が使用されており、極度にエレクトロニクスの発達した今日では、理工系の学生や社会人にとってディジタル電子回路は必須の学問である。本書では、基本論理ゲート、ブール代数、論理回路、フリップフロップ、順序回路、A/D変換などをとりあげ、ディジタル電子回路の基本事項の完全理解をめざす。

目次

第1章 ディジタル回路とは何だろう
ディジタル量とアナログ量/ディジタル量の表し方/0と1で何ができるか/なぜディジタル電子回路を使うのか

第2章 基本論理ゲートを知ろう
ディジタル電子回路の基本動作:AND, OR, NOT/AND, OR, NOTを実現する論理ゲート/複雑な論理回路も基本論理ゲートの組み合わせ/そのほかの基本論理ゲート

第3章 論理式に慣れよう
論理式の基本的な性質/論理式の変形による簡単化/カルノー図とその性質/カルノー図による論理式の簡単化

第4章 ゲートを組み合わせて論理回路を作ろう
真理値表から論理式を求める/論理式から論理回路を作る/組み合わせ論理回路の構成手順/代表的な組み合わせ論理回路の例

第5章 フリップフロップで記憶をしよう
フリップフロップの基本性質/いろいろなフリップフロップ/フリップフロップの簡単な応用

第6章 過去の入力が決める順序回路の動作を調べよう
クロックパルスにタイミングを合わせて動作する同期式回路/順序回路は組み合わせ論理回路と記憶回路で構成される/順序回路の動作を解析しよう/順序回路を設計しよう

第7章 アナログ信号をディジタル信号に変換しよう
アナログ量をディジタル量で表すと誤差が生じる/アナログ電圧をディジタル量に変換しよう/ディジタル信号をアナログ信号に変換しよう

第8章 ディジタル電子回路の1,0は理想的ではない
ディジタル電子回路の出力変化には時間がかかる/ディジタル電子回路の1,0はどのような電圧か/ディジタル電子回路は雑音で誤動作することがある/論理ゲートの出力に接続できるゲート数には限度がある

第9章 論理回路をトランジスタで作ろう
トランジスタの働き/トランジスタで作る論理回路/トランジスタのON,OFFの特性はコンデンサで決まる

第10章 集積回路で作る論理ゲート
集積回路は半導体で作られる/pn接合とMOS構造/MOS構造を用いたMOSトランジスタと集積回路/トランジスタの電圧と電流の特性/nMOSとpMOSトランジスタを組み合せたC MOS回路/C MOS論理回路の例