「湯川秀樹 物理講義」を読む

湯川秀樹・著 小沼通二・監修

「湯川秀樹 物理講義」を読む

発行
2007/01/23
サイズ
B5判
ページ数
175
ISBN
978-4-06-154293-8
本体
1,800円(税別)
在庫
在庫無し

内容紹介

日本人初のノーベル賞受賞者・湯川秀樹生誕100周年記念

湯川博士「最後の名講義」を高校生にも読める解説付きで再現!!

【特別寄稿】私は「湯川秀樹物理講義」をこう読んだ
(順不同、本文より抜粋)
「話しかけられるような気分。とても新鮮な考え方に思えた」――村下湧音(第37回国際物理オリンピック入賞者)
「さっぱりわけがわからないのに面白かった」――池田香代子(ドイツ文学翻訳家・口承文芸研究家)
「ハッとして膝を叩きたくなるような、ステキな表現がたくさん」――井上ひさし(作家・劇作家)
「試行錯誤のプロセスに創造の原点はある」――植田和弘(京都大学大学院経済学研究科教授・地球環境学堂教授(兼任))
「私の脳髄に湯川さんの言葉が染み込んでいた」――池内 了(総合研究大学院大学教授)
「日本の生んだ巨人の発想、語り口の面白さ」――仲 滋文(日本大学理工学部教授)
「湯川博士の先見性を改めて認識させられる」――川合 光(京都大学大学院理学研究科教授)

目次

まえがき/開講にあたって

第一日
はじめに/素粒子の世界の奇妙さ/歴史から何を学ぶか?/創造の原点に帰る/最初は、実在感のなかったニュートン像/ニュートンの物質観/創造の内的動機/ハイゼンベルクが求めた普遍的法則/質点と剛体/回転の問題/ひずみと応力について/物理学は"思惟の経済"か?/遠隔力と近接力/マクスウェルによる解決/第一日のあとに

第二日
科学者分類学-孤立型 対話型 集団型/会議の効用/ニュートン力学における空間/ベクトルの歴史/空間の点に名前を付ける/見かけの力と本当の力/マッハの解釈/ニュートンの偉大さ/絶対空間をめぐって/"場"とは何か?/相対論における場/特殊相対論による場の制約/ニュートン力学的因果律-ラプラスの魔/余話-ラプラスとその時代/特殊相対論の因果律/第二日のあとに

第三日
量子"論"と量子"力学"/波動ということ-エーテルから場へ/不確定性関係を導く二つの方式/物理学における認識/電子の拡散/古典的因果律からの転換/シュレーディンガーの猫/量子力学の完成-場の量子論/量子力学と特殊相対論/孤高の理論・一般相対論-一般共変性をめぐって/物理量と幾何学的量のアイデンティフィケーション/入れ物(時空)と中身(物質)/一般相対論はミクロの世界と無関係か?/素粒子論-局所場と非局所場/差分的な考え方による可能性/余話-外界認識の連続性と不連続性/質疑応答/第三日のあとに

原著あとがき/あとがき

湯川秀樹・年譜とアルバム
補注、補注索引、人名一覧索引
特別寄稿 私は「湯川秀樹 物理講義」を、こう読んだ(仲滋文、村下湧音、池田香代子、植田和弘、川合光、池内了、井上ひさし)