大学1年生の なっとく!生態学

鷲谷いづみ・著

大学1年生の なっとく!生態学

発行
2017/10/20
サイズ
A5
ページ数
175
ISBN
978-4-06-153897-9
定価
2,420円(税込)
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内容紹介

高校で生物を履修していない学生を想定してスラスラ読めることに特化した、教養のための生態学の入門書。簡潔な文章と、親しみやすいイラストが理解を助けます。全編フルカラー、重要語句が隠れる赤シートつきで学習効率アップ!

目次

1章 生物と環境
1.1  主体と環境
1.2  時間と空間のスケール
1.3  環境要因:資源と条件
1.4  環境要因:無生物環境要因

2章 さまざまな環境
2.1  水域と陸域
2.2  気候とバイオーム

3章 生態学:あつかう課題と方法
3.1  生物のシステムと生態学の対象
3.2  2つの問い
3.3  生態学の研究手法
3.4  動物と植物の生態特性と生活史

4章 進化
4.1  自然選択による適応進化
4.2  自然選択による進化の実例
4.3  順化
4.4  生活史戦略とトレードオフ
4.5  遺伝変異・隔離/種分化

5章 個体群の生態学
5.1  個体群の動態
5.2  個体群の絶滅
5.3  メタ個体群とその存続

6章 生物間相互作用と共生
6.1  適応度からみた生物間相互作用のタイプ
6.2  共生関係
6.3  絶対送粉共生
6.4  ファシリテーション
6.5  多様性を創出する共生

7章 食べる-食べられるの関係
7.1  消費者と餌生物の個体群動態
7.2  消費者の戦略と効果
7.3  餌生物の戦略

8章 競争とニッチ
8.1  資源独占の度合い
8.2  競争する2種の個体群動態
8.3  競争排除側とニッチ
8.4  多種共存を可能にする原理

9章 生物群集と生態系機能
9.1  絶滅・侵入する種の効果
9.2  生物学的侵入がもたらす群集の変化
9.3  群集と生態系の機能

10章 生態系の機能と生産
10.1 光合成による一次生産
10.2 物質循環とエネルギーの流れ

11章 生態系の時間的空間的変動
11.1 攪乱と遷移がつくるモザイク
11.2 さとやまと生物多様性

12章 動物の行動と社会
12.1 採餌や繁殖の戦略
12.2 群れ
12.3 社会行動と社会

13章 地球生態系の現状と未来
13.1 ヒトの戦略と環境改変
13.2 地球環境の限界:人間活動を評価する
13.3 生物多様性の危機
13.4 地球温暖化と対策