最新 獣医寄生虫学・寄生虫病学

石井俊雄・著 今井壯一・編 最新獣医寄生虫学・寄生虫病学編集委員会・編

最新 獣医寄生虫学・寄生虫病学

発行
2019/04/10
サイズ
B5
ページ数
380
ISBN
978-4-06-153744-6
定価
13,200円(税込)
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内容紹介

不朽の名著が、最新事情に対応してリニューアル。豊富な資料や独特の語り口はそのままに、近年知見が大きく変わっている分類や薬剤をはじめ、重要性が増している生物や、その他知見が更新している情報を最新事情に対応させました。さらに、外部寄生性節足動物の章も追加。獣医国家試験までに必要な範囲はこれ一冊でカバー!

目次

総 論
 1 寄生と寄生虫
  1.1 寄生とは
  1.2 寄生様式
  1.3 宿 主
 2 獣医寄生虫学と獣医寄生虫病学
  2.1 病原性,発症にかかわる要因
   A 寄生虫側の要因
   B 宿主側の要因
   C 間接的な病害
  2.2 寄生適応と病害
  2.3 家畜寄生虫病の特性
   A 多頭羽数飼育
   B 放牧,とくに山地放牧
   C 発酵オガクズ養豚と豚鞭虫症,肝白斑
   D 突然死型乳頭糞線虫症
   E 発育休止と春期顕性化現象
  2.4 寄生虫感染における免疫現象
   A 再感染に対する宿主の反応
   B 宿主の免疫反応に対する寄生虫の防衛機構
 3 寄生虫学的診断
  3.1 寄生虫病の診断
   A 個体診断と集団検診
   B 直接診断
   C 間接診断
   D 特殊な診断
  3.2 虫卵検査
   A 虫卵検査法選択の基本
   B 虫卵検査の基本的な条件と特徴
   C 虫卵,消化管内原虫シストの比重と抵抗性
   D 浮游法における静置時間
   E ホルマリン・エーテル法
   F 特殊な虫卵検査法
   G 定性試験(虫卵の鑑別・同定)
   H 定量試験
  3.3 免疫学的診断
   A 寄生虫学分野における一般的・実用的な免疫学的検査法
   B 寄生虫学分野に特有な免疫学的検査法
 4 寄生虫病の予防
  4.1 一般論
   A 外界における抵抗型
   B 中間宿主/ 媒介動物(ベクター)
  4.2 保虫宿主
  4.3 薬剤による予防
   A 定期集団検診・集団駆虫
   B 治療的予防
  4.4 免疫学的手段による予防
   A ワクチン
   B 計画感染
 5 寄生虫病の治療・駆虫
  5.1 駆虫方法・手段
  5.2 駆虫剤
   A 抗原虫剤
   B 抗蠕虫剤
  5.3 殺虫剤

各 論
 1 原虫類 PROTOZOA
  1.1 原虫の特徴
   A 形 態
   B 増殖・発育
   C 分 類
  1.2 アピコンプレックス類
   A コクシジウム類
   B 住血胞子虫類
   C ピロプラズマ類
   [補]住血性リケッチア
   D その他のアピコンプレックス類
  1.3 微胞子虫類
  1.4 Excavata(旧鞭毛虫類)
   A トリパノソーマ類
   B キロマスティクス
   C トリコモナス類
   D ディプロモナス類
  1.5 肉質虫類
  1.6 繊毛虫類
  1.7 その他
 2 吸虫類 TREMATODA
  2.1 吸虫類の特徴
   A 形 態
   B 発育環
   C 分 類
  2.2 肝蛭類
  2.3 双口吸虫類
  2.4 二腔吸虫類
  2.5 重口吸虫類
  2.6 棘口吸虫類
  2.7 住胞吸虫類
  2.8 後睾吸虫類
  2.9 異形吸虫類
  2.10 斜睾吸虫類
  2.11 住血吸虫類
 3 条虫類 CESTODA
  3.1 条虫類の特徴
  3.2 裂頭条虫類
  3.3 円葉類
   A 馬の条虫類
   B 反芻動物の条虫類
   C 肉食獣の条虫類
   D ヒトの条虫類
   E げっ歯類の条虫類
   F 家禽の条虫類
 4 線虫類 NEMATODA
  4.1 線虫類の特徴
   A 形 態
   B 発育環
   C 分 類
  4.2 回虫類
   A 回虫科
   B アニサキス科
   C 盲腸虫科
  4.3 蟯虫類
  4.4 円虫類
   A 馬の円虫類(大円虫類)
   B 馬の小形腸円虫類(小円虫類) 円虫科―円虫亜科,毛細虫亜科
   C 反芻動物の胃に寄生する毛様線虫類
   D 反芻動物の小腸に寄生する毛様線虫類
   E 豚の胃に寄生する毛様線虫類
   F 腸結節虫類
   G 鉤虫類
   [付]ヒトの鉤虫
   H 肺虫類
   I 開嘴虫類
  4.5 糞線虫類
  4.6 旋尾線虫類
   A 眼虫類
   B 食道虫類
   C 馬の胃虫
   D 豚の胃虫
   E 鶏の胃虫
   F 猫の胃虫
   G 顎口虫類
  4.7 糸状虫類
   A 犬の糸状虫
   B 馬の糸状虫
   C 牛の糸状虫
  4.8 エノプルス類
   A 鞭虫類
   B 毛細線虫類(毛体虫類)
   C 旋毛虫類
   D 腎虫類
 5 鉤頭虫類 ACANTHOCEPHALA
 6 舌虫類 LINGUATULIDA
 7 内部寄生期のある節足動物
  7.1 ハエウジ症
  7.2 肺ダニ症
 8 外部寄生性節足動物
  8.1 ダニ類と昆虫類の特徴
   A 形態
   B 発育
   C 分類
  8.2 ダニ類
   A 後気門類
   B 中気門類
   C 前気門類
   D 無気門類
  8.3 昆虫類
   A 咀顎目
   B カメムシ目
   C ノミ目
   D ハエ目

付 録 法律で規制されている寄生虫病
     おもな獣医寄生虫学・獣医寄生虫病学関係書籍

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