生体触媒を使う有機合成

太田博道・著

生体触媒を使う有機合成

発行
2003/04/10
サイズ
A5判
ページ数
222
ISBN
978-4-06-153384-4
本体
4,000円(税別)
在庫
在庫無し

内容紹介

誰でもできて、簡単、便利、重宝有機合成に酵素が使える

”最近「green chemistry」とか「sustainable chemistry」という言葉が良く使われる。「環境に負担をかけない持続可能な化学」である。その観点から合成化合物の変換に酵素や微生物(生体触媒)を利用する方法であるBiotransformationが注目されている。温和な条件下での選択性の高い反応が生体内だけではなく、フラスコや反応釜の中でも実現できることが示されているからである。
……特別な装置はいらないし、特別な訓練もいらない。危険も全くない。反応も水溶液で行うし、有機溶媒もビンから出したものをそのまま使えるので、なんのテクニックもいらない。「やってるか」という気になるかならないかの問題だけである”……(本書”まえがき”より)

目次

1 生体触媒とは何か
1.1 生体触媒の特徴
1.2 酵素反応の特徴
1.3 酵素の生合性

2 生体機能を利用する物質変換
2.1 発酵
2.2 酵素変換と微生物変換――Biotransformation

3 試薬としての酵素、微生物――単に混ぜるだけで反応が進む
3.1 市販されている生体触媒
3.2 パン酵母を使うカルボニル基の不斉還元反応
3.3 リパーゼ、エステラーゼを使う光学活性体の合成
3.4 アミノアシラーゼ、ウマ肝臓アルコールデヒドロゲナーゼ

4 反応の工夫と新規生体触媒の探索
4.1 反応条件の工夫と反応の選択性
4.2 有機溶媒中の反応
4.3 超臨界流体とイオン性流体
4.4 基質に飾りを付けよう
4.5 新しい微生物を探す
4.6 植物培養細胞

5 新規生体触媒のデザイン
5.1 遺伝子のクローニング
5.2 部位特異的変異
5.3 ランダム変異
5.4 触媒抗体

付録
1 データベース
2 インターネットなどのデータベースの利用
3 微生物保存機関
4 補酵素の構造
5 一般的参考書
6 遺伝子操作に関する参考書