入門分子軌道法分子計算を手がける前に

藤永茂・著

入門分子軌道法分子計算を手がける前に

発行
1990/02/10
サイズ
A5判
ページ数
212
ISBN
978-4-06-153325-7
本体
2,718円(税別)
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内容紹介

ミクロの世界の法則-量子力学に基づく分子軌道法とはどのようなものかを、豊富な図表を用いて解説し、その発展する姿と分子計算の基本的考え方を示す入門書。量子力学の苦手な化学者や学部学生には好適の書。

目次

1 電子と化学者
  1.原子のモデル
  2.Lewisの八隅則と電子点表式
  3.共鳴とはなにか

2 量子力学事始め
  1.1次元調和振動子
  2.Schrodinger方程式の書き方
  3.波動関数ψn
  4.2次元調和振動子
  5.3次元調和振動子

3 1中心1電子系
  1.Bohr-Sommerfeldの仮小屋
  2.1中心1電子系のSchrodinger方程式
  3.角運動量
  4.波動関数の形
  5.電子の描像
  6.波動関数、状態関数、軌道関数

4 1中心2電子系
  1.Schrodinger方程式はすぐ書けるが
  2.変分原理
  3.1次結合型変分関数
  4.1電子軌道関数近似

5 Pauliの原理
  1.Li原子(3電子系)のなぞ
  2.Slater行列式
  3.電子のスピン

6 多電子原子
  1.Li、Be、B、C、...
  2.原子の電子配置
  3.原子全体としての電子状態

7 2中心1電子系
  1.H2+、HeH2+、...
  2.融合原子(united atom)の考え
  3.H2+の1電子結合

8 水素分子H2
  1.H2+の近似分子軌道関数
  2.MO近似でのH2分子
  3.H2の"正確な"波動関数
  4.H2の2電子結合の本質

9 等核2原子分子
  1.MO相関図
  2.等核2原子分子各論
  3.分子の電子状態

10 異核2原子分子
  1.イオン結合
  2.N2、CO、BF
  3.電気陰性度

11 多原子分子
  1.Ne、HF、H2O、NH3
  2.MO法によるH2Oの取り扱い
  3.CH4、CH3、CH2、CH
  4.O3

12 定性的MO法
  1.分子の形
  2.Huckel法
  3.フロンティア・オービタル