新版 臨床化学 第3版

片山善章/栢森裕三/長村洋一・編

新版 臨床化学 第3版

発行
2014/10/20
サイズ
B5判
ページ数
319
ISBN
978-4-06-139840-5
本体
4,000円(税別)
在庫
在庫あり

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内容紹介

平成27年版臨床検査技師国家試験出題基準準拠.よりわかりやすい構成にするため,大幅改訂.測定原理など図解による理解を深める.


本書の前身『臨床化学』が発刊されたのは1975年であり,1992年には『三訂 臨床化学』が発刊された.その後,全面的に改訂する必要性から1998年に『新版 臨床化学』,2008年に『新版 臨床化学 第2版』が刊行され,2013年までに加筆・訂正をしながら5刷を数えるまでに至った.ここに至るまでの臨床化学の発展には目覚ましいものがある.測定技術の進歩や自動分析装置の開発・改良,そしてコンピュータシステムの発達によって臨床検査が医療の中心になるまでに発展を遂げている.『臨床化学』以来,時代に沿った臨床化学の新技術や情報をもとに脈々と改訂を重ねてきた本書は,今回,現在の進歩した臨床検査の状況に沿った形で第2 版を改訂することとなった.
第3版のおもな編集方針は以下のとおりである.
1.臨床検査技師教育がこれまでの専門学校から大学教育に移行する中で,第3版は第2版までの方針を一部変更し,内容をより詳細に記述する.
2「Ⅰ総論」はできる限り専門教科書に譲って第2版まではページ数を抑えていたが,測定法や測定原理などの基礎を知り,その知識をもとに応用である「Ⅱ各論」を理解しやすいようにページ数を増やす.
3.実務を担当する,あるいはその経験をもつ臨床検査技師を中心に,実際に従事する医療施設で遭遇するような事例をコラムとして紹介する.
4.4色フルカラーとして,内容を理解しやすくする.
5.臨床検査技師国家試験出題基準に沿った内容とする.
本書が将来,臨床検査技師あるいは研究者として実務に携わることを目的とする多くの方々に利用され,役に立つことができれば望外の喜びである.(第3版にあたってより)


[執筆者一覧]池田勝義/磯部隆一/伊東裕之/渭原博/今井洋一郎/宇治義則/小川善資/片山善章/狩野元成/亀子光明/栢森裕三/倉村英二/齋藤邦明/芝紀代子/下村弘治/竹橋正則/只野智昭/長村洋一/難波俊二/畑中徳子/藤田孝/松尾収二/村椿春博/森下芳孝/八巻明子/山本康子/山本慶和

目次

Ⅰ 総論 
1.臨床化学分析の基礎知識
 1.1  臨床化学分析とは
2.臨床化学分析の特徴
 2.1  臨床化学分析の単位
 2.2  標準物質
 2.3  試薬に関する知識
 2.4  分析の標準体系
 2.5  基準範囲
 2.6  検体(検査材料)の取り扱いと測定値を変動させる要因
 2.7  環境への配慮とバイオハザード
3.臨床化学的分析法
 3.1  分析法の選択
 3.2  分光光度分析法
  3.2.1 原理
  3.2.2 測定の方法
  3.2.3 化学的測定法
  3.2.4 酵素的測定法
  3.2.5 酵素活性測定法
  3.2.6 共存物質の影響
 3.3  免疫学的測定法
  3.3.1 免疫化学分析法の特徴
  3.3.2 免疫比濁法,免疫比ろう法
  3.3.3 酵素免疫測定法
  3.3.4 蛍光・化学発光免疫分析法
 3.4  電気化学分析法
  3.4.1 イオン選択性電極法
  3.4.2 電量滴定法
  3.4.3 酵素膜電極法
 3.5  炎光光度法および原子吸光分析法
 3.6  電気泳動法
 3.7  クロマトグラフィ
 3.8  その他の基本技術(超遠心法,除蛋白法,質量分析法)
 3.9  自動分析法
  3.9.1 生化学自動分析装置
  3.9.2 免疫自動分析装置
  3.9.3 ドライケミストリ
 3.10  ベッドサイドの簡易検査

Ⅱ 各論
4.無機質
 4.1  無機質の概要
 4.2  ナトリウム,カリウム
 4.3  クロール
 4.4  重炭酸イオンと炭酸ガス分圧
 4.5  カルシウム
 4.6  マグネシウム
 4.7  無機リン
 4.8  血清鉄
 4.9  銅
 4.10  その他の無機質
5.糖質
 5.1  血糖の代謝と病気
 5.2  尿糖
 5.3  その他の糖代謝と疾患
6.蛋白質
 6.1  血清蛋白とその異常
 6.2  血清総蛋白
 6.3  アルブミンならびに A/G 比
 6.4  蛋白分画
 6.5  アミノ酸
 6.6  免疫グロブリン
 6.7  糖蛋白および急性期蛋白
 6.8  その他の蛋白質
 6.9  血清膠質反応
7.非蛋白性窒素
 7.1  窒素代謝と病気
 7.2  アンモニア
 7.3  尿素,尿素窒素
 7.4  クレアチン,クレアチニン
 7.5  尿酸
 7.6  ビリルビン
8.酵素
 8.1  酵素と疾患
 8.2  乳酸デヒドロゲナーゼ
 8.3  γ─グルタミルトランスフェラーゼ
 8.4  アスパラギン酸トランスフェラーゼ,アラニントランスフェラーゼ 
 8.5  クレアチンキナーゼ
 8.6  コリンエステラーゼ
 8.7  酸性およびアルカリホスファターゼ
 8.8  アミラーゼ
 8.9  その他の酵素
9.脂質
 9.1  脂質代謝と疾患
 9.2  リポ蛋白
 9.3  アポリポ蛋白
 9.4  コレステロール
 9.5  トリグリセリド(中性脂肪,トリアシルグリセロール
 9.6  リン脂質
 9.7  遊離脂肪酸
 9.8  過酸化脂質
 9.9  リポ蛋白(a)
 9.10  胆汁酸
 9.11  脂質代謝関連酵素
10.ホルモン
 10.1  ホルモンとその異常
 10.2  下垂体ホルモン
 10.3  甲状腺ホルモン
 10.4  副腎皮質ホルモン
 10.5  性ホルモン
 10.6  副腎髄質─交感神経系
 10.7  膵,消化管ホルモン
 10.8  その他のホルモン,関連物質
11.薬物および毒物
 11.1  血中薬物および毒物の測定意義
 11.2  薬物
 11.3  毒物
 11.4  ドーピング検査
12.ビタミン
 12.1  ビタミンの種類と臨床的意義
13.機能検査
 13.1  機能検査の基本的考え
 13.2  肝・胆道系機能検査
 13.3  膵機能検査
 13.4  腎機能検査
 13.5  内分泌機能検査
付表:基準範囲一覧