7 量子力学II

二宮正夫/杉野文彦/杉山忠男・著
シリーズ:
講談社基礎物理学シリーズ

7 量子力学II

発行
2010/04/30
サイズ
A5判
ページ数
222
ISBN
978-4-06-157207-2
定価
3,080円(税込)
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内容紹介

量子力学の理論的枠組みを詳述。固有関数としての波動関数,物理量の演算子,角運動量,摂動論,経路積分などを解説。量子力学の体系的理解へ学習者を導く。

目次

第1章 量子力学の構成
 1.1 古典力学と物理量
 1.2 量子力学と物理量
 1.3 ベクトルとしての波動関数
 1.4 ブラ・ベクトルとケット・ベクトル
 1.5 座標表示と運動量表示
 1.6 シュレーディンガー描像とハイゼンベルク描像

第2章 角運動量1
 2.1 空間における変位と運動量
 2.2 時間についての変位とエネルギー
 2.3 対称性と保存量
 2.4 空間回転と角運動量
 2.5 スピン角運動量

第3章 角運動量2
 3.1 交換関係の一般化
 3.2 角運動量J
 3.3 角運動量演算子の行列による表示
 3.4 スピン1/2の場合
 3.5 2つの角運動量の合成
 3.6 粒子の同一性と対称化,反対称化
 3.7 ボソンとフェルミオン

第4章 時間によらない摂動
 4.1 縮退のない場合
 4.2 縮退のある場合

第5章 時間に依存する摂動
 5.1 時間に依存する摂動の扱い方
 5.2 有限時間だけ働く摂動
 5.3 t → ∞ で一定値になる摂動
 5.4 周期的な摂動
 5.5 H0 が連続スペクトルを含む場合
 5.6 周期的摂動による離散的状態から連続的状態への遷移
 5.7 断熱的な摂動による連続スペクトル間の遷移

第6章 準古典近似(WKB 近似)
 6.1 シュレーディンガー方程式の古典極限
 6.2 準古典近似(WKB 近似)
 6.3 接続の規則
 6.4 ボーア‐ゾンマーフェルトの量子化条件
 6.5 ポテンシャル障壁の透過

第7章 散乱問題1
 7.1 2粒子系のシュレーディンガー方程式の変数分離
 7.2 中心対称場の中の運動
 7.3 球面波
 7.4 弾性散乱の問題

第8章 散乱問題2
 8.1 ボルン近似
 8.2 低速粒子の散乱
 8.3 共鳴散乱

第9章 経路積分法
 9.1 経路積分のイメージ
 9.2 シュレーディンガー方程式から経路積分表示へ
 9.3 古典力学への移行
 9.4 ファインマン核の計算
 9.5 波動関数とエネルギー準位
 9.6 3次元系

第10章 経路積分法における近似法
 10.1 摂動論
 10.2 準古典近似(WKB 近似)

章末問題解答

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